恋愛にノウハウは時に無用

恋愛は最もエゴイスティックな人間関係であり、真剣になればなる程、自分の嫌なところに気づいて幻滅する事もあります

。最近の若者は彼女た彼氏がそこまで欲しくはない、という方が意外と多いのも、頷けます。

だって、決して楽しい事だけはないですから。

しかし、傷つかない恋愛なんてあるでしょうか。ごく普通の友達であっても、時にぶつかる事もどうしても許容できない事もあります。

恋愛関係であればそれと同じかそれ以上に苦しい事も、あり得るように思います。

若い女性から聞いた話に、「私は服装でも髪型でも、なんでも彼氏の趣味に合わせるんですよ」という内容で、例えば身長があまり高くない彼の場合、ヒールは全て捨てるか売るかして絶対に履かないし、また「自分より背が高くなるヒールを履いている彼女だったら、彼女が寝ている間にヒールの靴をすべて捨てる」という若い男性の話も聞いた事があります。

ちょっと極端なようですが、どうもそういう人たちは恋愛関係がうまくいかない傾向にあるみたいです。

恋愛なんて当事者ではないとよく分からない心理ですが、こういう場合、自分はこんなに(趣味を曲げてまで)尽くしているのに!という心境に陥って自滅したり、我慢ができなくなり破局、という事になる事があると思います。

「相手に合わせる」というのはどんな恋愛をしてきた方でも一度や二度はした事がある行動だと思います。

この場合、何が問題になりやすいかというと、「こんなに自分を変えているのに」という考えは、自分が中心になっているだけなので、相手にしたら単なる押しつけになってしまう事があるからだと思います。

彼女や彼氏の方から「この服を着て髪型を変えて、靴はペタンコを履け、ヒールは断じて許さん」と言われたなら別ですが、そういう事は稀でしょう。

「たぶんこうしたらこの人は自分から離れないだろう」という心理から生まれた、ソフトな束縛に近い気がします(あくまで極端な話ですが)。

そういうのって、される方からしたらどうなんでしょうか。ちょっと付き合うにはいいけど、だんだん飽きてしまうような気がします。

それに、この子は本当はどういう子なんだろう、というのも分かりにくく真面目な人程、困らせるような気がします。

恋愛関係も人間関係の一つの形態なのだから、ノウハウではきかないよ、たまにはうまくいく、ぐらいに思っていた方がいいと思います。

よく言われるように、相手の心を自分のいいように操る事は不可能ですから。